尻に火がつきだすとろくなことにならないし、前の会社よりはるかにひどい不本意な会社を選ばざるをえなくなる。

仮にそこで半年、一年間勤めたとしても、いずれまた転職したいと思ったとき、どういう問題が起こるか。 意にそわない会社に短い間しか勤めなかった場合、意外に多いのが履歴書にこの期間を含めないといった履歴詐称である。
企業の面接官は逆にそういう面にめざとい人が多いので、その詐称の事実は悪印象を与えこそすれ、いい結果にはつながらない。 こういう落とし穴にはまらないためにも、当座の生活を考えた慎重な退職計画を練りたいものだ。
引き継ぎはスケジュール表とノートの活用で計画的に社員の退職で会社が懸念するのは、業務にミスや遅れが出る点だ。 解決策は、後任者がすみやかに、正確にそのポジションの仕事を理解し、引き継いでくれること以外にないのだが、ここで、辞める人間の引き継ぎの手ぎわと手腕が試されることになる。
業務引き継ぎは、退社時のひとつの山場、ささやかでも株を上げ、すっきりと円満退社できるようにしたいものだ。 その準備としてやっておきたいのが、スケジュール表と引き継ぎノートの作成である。
まず、スケジュール表の作成はどんなものかというと、退職願の提出の日から退職日までの業務日程の間に「何日には誰に何を引き継いでもらうか」といった引き継ぎが完遂できるように計画する作業と考えればいい。 このスケジュール表ができたら、さっそく引き継ぎの相手や後任者、上司などに手渡し、「こういう手順で引き継ぎをやっていきたいと思っているので、日程の調整をしておいていただけませんか」と作業の協力を求めておく。

上司の立ち会いを望むときには相手の都合次第で、日程や時間の変更も出てくる。 そのときは、作成した日程表をたたき台に、相手の予定も考慮して工夫をしていけばいいわけである。
事前にこれを作っておけば、遅れやロスのほとんどない効率的な引き継ぎが可能になる。 次に、引き継ぎノー卜だが、このノートには口頭で伝え忘れたり、誤認していたりする部分もフォローできるように、引き継ぐべき事項をもれなく、しっかり記録・整理する。
最大のポイントは、これまで自分のやってきた仕事、つまり職務分担を詳細に書き残しておくということだ。 だから、普段から業務の進め方、その進捗具合をこまめに記録しておき、さらに思いつくことをどんどんメモして整理し、書き加えていくようにしたい。

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